大手食品・乳製品業者Goodman Fielder Ltd社は、オーストラリアの自由競争監視機関が反対していることで、自社の食用油脂事業をCargill Australia社に売却しないと発表した。
   Goodman Fielder Ltd社は金曜日の声明で、「オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)が正式にこの売却に反対したことで、Goodman Fielder Ltd社とCargill Australia社は、2009年12月から行なっていた売却に向けた協議を正式に終了することに同意した」と発表した。 ACCCは、市場での競争が阻害されると今年3月に初めて売却について反対を表明していた。 Goodman Fielder Ltd社は、食用油脂事業を世界的な食品・農産物業者であるCargill Australia社に2億4,000万ドルで売却することに合意していた。 そして、「食用油脂部門は、採算割れとなることが予想されるなか、利益を最大限上げるために、事業の見直しやリストラを行なってきた。 この事業に再焦点を当て、市場での位置づけを変えるために、相当な努力を行なってきた。 詳細は11月25日に開催される株主総会で発表する」と話した。 (Source: AAP, 12/11/10 "Goodman puts end to Cargill sale")